インテリアコーディネートとひとことで言っても、さまざまなインテリアスタイルがあります。プロのインテリアコーディネーターは、まず空間のテーマを決めます。それから、家具やカーテン、照明をセレクトしていきます。つまり、まず一番最初にインテリアスタイルを決めないと家具が決まりません。
インテリアスタイル はじめに
インテリアデザインやインテリアコーディネートは単なる部屋の装飾ではありません。住む人の個性やライフスタイルを映し出す大切な要素です。また、見せるだけではなく、自分らいしい空間で過ごすことが生活を豊かにします。また、心を落ち着かせる効果もあるので、自分自身にも作用していきます。
最近のトレンドは、個々の嗜好やライフスタイルに合わせたカスタマイズが可能なスタイル。そのため、どんなテイストを選ぶかであなたの個性が大きく引き立ちます。ここでは、インテリアテイストについてご紹介します。そして、自分らしい空間を作り上げるヒントをお届けします。
どのようなスタイルがあるのか
インテリアスタイルというと、どのようなスタイルが思い浮かぶでしょうか。最近人気のスタイルですと、北欧スタイル(スカンジナビアンスタイルとも呼ばれています)やモダンスタイルなどがあります。今回は、代表的なインテリアスタイルをご紹介していきます。
スカンジナビアンスタイル
スカンジナビアンスタイルの特徴
北欧のシンプルで機能的なデザインを取り入れたスカンジナビアンスタイル。快適さと美しさを両立させたインテリアです。白を基調とした明るく広々とした空間に、明るい色の木製家具や柔らかなテキスタイルを組み合わせることで、居心地の良い温かみのある部屋を作り上げます。日照時間の少ない冬の北欧では、家の中で家族と時間を過ごすことが多いです。そのため、インテリアや家具に関する関心が高まり、後世に名が残る有名なデザイナーが多く誕生していると言われています。また、家の中でも楽しく時間を過ごせるように暗い色よりも明るい色を使ったコーディネートが多くなっています。
お部屋づくりのポイント
スカンジナビアンスタイルの空間を作る際は、家具や照明に、北欧のデザイナーがデザインしたアイテムを取り入れるとぐっとスカンジナビアンらしい空間になります。また、アクセントカラーにライトグリーンやライトブルー、イエロー、レッドなど鮮やかな色を取り入れるのをお勧めします。例えばクッションカバーや小物に取り入れてみてください。
モダンスタイル
モダンスタイルの特徴
ひとことでモダンスタイルと言っても、さまざまなモダンスタイルがあります。例えば、北欧モダンスタイル、ジャパニーズモダンスタイル、シンプルモダンスタイルなど。他のスタイルとモダンスタイルをミックスしているスタイルも人気です。でも、今回は、モダンスタイルについてお伝えします。
モダンスタイルは、スタイリッシュな印象のスタイルです。オフィスの応接室やロビーなどで見かけることが多いです。バウハウスに影響を受けたスタイルで、直線的なラインが特徴的です。機能面を重視していて、金属やガラスなど、無機質な素材を家具の部際に使用しています。どちらかというと無機質な印象を受けます。
お部屋づくりのポイント
全体的にスタイリッシュな印象にすることを意識してみてください。家具を選ぶときは、直線のラインを意識すると良いでしょう。初めてご自身で家具を選ぶ場合のポイントをアイテムごとにお伝えします。ソファーはファブリックよりもレザーを使用していたり、脚がメタル素材だとモダンスタイルらしくなります。ダイニングテーブルは、セラミックやガラス天板を使用しているアイテムや、脚がメタルのアイテムを選ぶのがおすすめです。ダイニングチェアもメタル脚のものやレザーやPVCを使用したものを選ぶとモダンスタイルらしくなります。上級者になると、他の素材を上手にミックスしてもモダンスタイルらしくなります。
インダストリアルスタイル
インダストリアルスタイルの特徴
都会的でクールな印象を与えるインダストリアルスタイル。無骨な素材とシンプルなデザインが特徴です。レンガ壁や金属素材、木材を組み合わせることで、スタイリッシュで洗練された空間を生み出します。アクセントとしてビンテージの照明やアート作品を取り入れると、さらに個性的な雰囲気になります。
お部屋づくりのポイント
まずは、全体的に色のトーンを抑えることを意識してみてください。例えば木材の色はダークブラウンかウォールナット色で統一してみましょう。また、ソファの生地はブラックやネイビーなどを採用するとインダストリアルスタイルらしくなります。家具の脚は細めで、ブラックのメタル脚がおすすめです。
ジャパンディスタイル
ジャパンディスタイルの特徴
ジャパンディは、北欧スタイルと日本(和)の要素を織り交ぜたインテリアスタイルです。明るく、自然の素材が多く使われています。色の組み合わせも、ベージュやブラウンなどのアースカラーが多く使用されています。アクセントカラーにブラックを使用することもあります。
お部屋づくりのポイント
ソファはアイボリーのファブリック素材だとジャパンディらしいコーディネートになります。クッションカバーやカーテンなどのファブリック類をリネンや麻、コットンなどの素材にするとまとまりが出ます。ダイニングセットの素材も木や大理石、籐(とう)などを使用したアイテムをおすすめします。
インテリアスタイル まとめ
それぞれのインテリアテイストには、独自の魅力と特徴があります。自分のライフスタイルや好みに合ったスタイルを選び、個性を最大限に表現できる空間作りを楽しんでみてください。ぜひ、このガイドを参考に、新しいインテリアのアイデアを試してみてください!
AMARA interiorsではお客様のご希望をコンサルでお聞きして、ご希望やテイストにあったインテリアスタイルをもとにインテリアのご提案をしております。