ペットと暮らす家では、壁紙や床材選びに傷や汚れ、ニオイへの配慮が欠かせません。この記事では、ペット向け消臭壁紙と床材の選び方を解説します。具体的な判断基準や製品例もあわせて紹介します。
床材選びのポイント:耐傷性は数値で確認する
ペットの足腰への負担を減らすには、滑りにくい加工のフローリングが向いています。加えて、爪による傷が気になる場合は、コーティングの硬さを数値で確認できます。目安として、コーティングのモース硬度5以上が一つの基準とされています。大型犬や活発な犬種と暮らすご家庭では、より硬いコーティングが安心です。目安はモース硬度6〜7のハイグレードタイプです。コーティングの厚みは100μm以上あるタイプが安心とされています。天然素材では、コルクのようなクッション性のあるタイプがあります。あるいは、無垢材のような経年変化を楽しめるタイプもあります。お手入れのしやすさと合わせて選ぶとよいでしょう。
実際にペット対応をうたう床材もあります。代表例が、DAIKENの「ワンラブフロアⅣ」です。小型犬の足腰への配慮と、猫の吐き戻しなどの汚れへの強さを備えた床材です。ほかに、リフォーム向けの薄型床材「ワンパークフロアスリムⅣ」などもあります。マンションなど集合住宅にお住まいの場合は、床の防音性能も選択肢に入ります。「防音カーペット ドレミ」は、軽量床衝撃音を低減する製品です。ペットの足音や鳴き声の響きをやわらげます。
壁紙選びのポイントと代表的な製品
ペット向け消臭壁紙にはいくつかのタイプがあります。多くは、壁紙表面の消臭剤や光触媒が悪臭の原因物質と化学反応を起こす仕組みです。アンモニアやアセトアルデヒドといった物質を吸着・分解します。代表的な製品として、サンゲツの「フェイス」シリーズがあります。消臭・汚れ防止機能を備えたクロスです。もうひとつが、ルノンの「空気を洗う壁紙」です。半永久的にニオイを分解し続けるとされるシリーズです。このほか、酵素の働きでニオイ成分を分解するタイプの消臭壁紙も選択肢の一つです。
いずれの製品も、消臭効果は永久ではありません。目安として、およそ5〜10年程度で効果が緩やかになるとされています。定期的な壁紙の張り替えのタイミングと合わせて検討するとよいでしょう。
安全性の見方
ペットは床や壁に顔を近づける時間が人よりも長い傾向があります。そのため、消臭壁紙や床材を選ぶときは、素材の安全性も確認しましょう。内装材から放散される化学物質(VOC)の量が少ないものを選びましょう。ペットの体への負担を減らしやすくなります。あわせて、「F☆☆☆☆(エフフォースター)」表示も内装材選びの目安になります。これは、ホルムアルデヒドの放散量が最も少ないことを示す表示です。広く使われています。
施工を検討する際の注意点
壁紙や床材の張り替えは、下地処理や施工の精度が仕上がりと耐久性を左右します。ご自身での張り替えではなく、専門の施工業者に依頼することをおすすめします。AMARA interiorsでは、施工業者のご紹介まで対応しています。素材選びから施工まで一括してご相談いただけます。

